超絶技巧！あのイングヴェイの名曲をヴァイオリンでカバー！
最近ヴァイオリンの音や弾いている姿がかっこいいと思うようになり、YouTubeでヴァイオリン動画を見たりしています。
そんな中でおすすめ動画に出てきた、とあるバンドの動画を見て衝撃を受けました。
あのイングヴェイ・マルムスティーンをヴァイオリンでカバーなんて珍しいな、くらいの軽い気持ちで聞いてみてぶっとびました。
大抵イングヴェイのような超速弾きギタリストをカバーする場合、主要なメロディを崩さないようにある程度音符数を減らしてカバーするじゃないですか。だって明らかに速すぎるんだもの。
ところがこの方はほぼ完全コピー？と思わせるほどに一音一音丁寧にコピーしてるように聞こえます。
これをギターより弦の少ないヴァイオリンで弾いているのだからびっくりですよね。
チョーキングやピッキングハーモニクスなどといったヴァイオリンにないギターの技法も、どうやっているのか分かりませんがそれっぽくヴァイオリンで表現しています。
演奏者がイングヴェイが好きでリスペクトしているからこそ、ヴァイオリンでこのような編曲が出来たんだろうなというのが伝わってきます。
なにより「
イングヴェイ自体がバッハやパガニーニに影響を受けて作曲した訳ですからそれも納得ですね。
そして主な演奏者であるヴァイオリンにばかり注目しがちですが、このバンドの他の演奏者も半端なく上手いです。
原曲ではキーボードのパートをあえて弾いているギターは安定感もあり、ヴァイオリンを交互にソロ演奏するところは圧巻です。
ベースもドラムもとにかく上手くてこの方々無しではヴァイオリン演奏も映えなかったと思います。
正直言ってドラムの音がかっこいいと思ったのは生まれて初めてかもしれません。
演奏しているバンドは？
このバンドを今まで知らなかったので調べてみました。
ヴァイオリン：Jillさん
ギター：仁耶さん
ベース：小川洋行さん
ドラム：FUMIYAさん
上記の4人のメンバーの「QUADRATUM」というバンドのようです。クアッドラタムと読むのかな。
元々この4人＋女性ヴォーカルのFukiさん＋ギターの紫煉さんという6人メンバーで、
Unlucky Morpheus（通称あんきも）というメタル系バンドをやっています。
その中で演奏を担当している4人がインスト曲のカバーアルバムを出す形のプロジェクトみたいですね。
インディーズのバンドなのでアルバムはアマゾンで買うことができます。
そのアルバムがこちら
曲リスト
01 Far Beyond The Sun (イングヴェイ・マルムスティーン)
02 The Dance of Eternity (ドリームシアター
03 Into the Arena (マイケル・シェンカー)
04 Hundreds Of Thousands (トニー・マカパイン)
05 Scarified (レーサーX)
06 Eruption (ヴァン・ヘイレン)
07 For the Love of God (スティーブ・ヴァイ)
08 Technical Difficulties (レーサーX)
09 17th Century Chicken Pickin' (インペリテリ)
カッコ内がカヴァー元ですが、どれも超有名ギタリストの代表曲ばかりですね。レーサーXはポール・ギルバートのバンドです。
どれもこれも超絶技巧のギターメロディなのにヴァイオリンで見事に再現していてかっこよすぎ。ギターとは音質が異なっていて、これ原曲よりいいんじゃないの？って思わせる曲もあります。ほんとプロの技ですね。
最近の音楽業界でもまだこんなに演奏技術の高いバンドがいたんだって思いますよ。
Jillさんってどんな人？
やっぱりメインのヴァイオリンを弾いている女性がどんな方か気になりますよね？
名前
Jill
本名は不明ですが、今のバンドに入る前からこの名前を使っています。
年齢
公表してませんが34歳前後
見た目は若いですが、やはりこれほどの技術を持っているだけのキャリアはありますね。
身長
155cm
経歴
東京芸大出身
なんと芸大出身とのことで、トップレベルの演奏も納得です。
やはりクラシックの方も幼少からずっとやってこられたみたいで、時折クラシックコンサートなどにも出演しています。メタル系に興味を持ったのは大学時代くらいからのようですね。
使っているヴァイオリンは？
スカランペラ
19世紀のヴァイオリンでお値段は何十万円～何百万円ほどします。
流石に幼少から人生をヴァイオリンに捧げてきただけあって楽器もいいものを使っています。
お酒大好き 猫大好き
お酒はかなり好きなようで家での晩酌をよくしているみたいです。
また、猫が大好きでラグドールという種類の猫を飼っていて、時々TwitterやYouTube配信などにも登場します。
以上がJillさんのプロフィールでした。
とにかくまだ聴いたことがないという方はQUADRATUMの演奏を1回聴いてみて欲しい。
感動しますよ。
