ゆるい専門家になって自分に自信をつけよう
正直僕のような凡人はなにも専門性を持っていません。でも凡人だからこそ、なにか独自の専門性を持つことが大事だと思います。世の中あれもできてこれもできるなんて非凡な才能の持ち主も稀にいます。でも僕は彼らのようにはなれない。それだったらなにかひとつでもいいから武器を持たないとこの先生きていけないのではないかと思います。
それぞれの分野のエキスパートたちのようにロトの剣は持っていなくてもせめて銅の剣は装備したい。
でもそれが簡単にできれば苦労しないですよね。では凡人な自分が専門性を持つにはどうすればいいのでしょうか。
専門性の中の専門性を探す
スポーツ万能より野球のみできるほうがいい。どんなスポーツでもトップをとれるスーパーマンなどいないですから。
それでは野球という世界の中で見るとどうでしょう。その中でも打つのが得意ならバッターとしての練習、投げる方が得意ならピッチャーとしての練習をします。甲子園で4番打者でピッチャーの選手でも、プロとなるとどちらかの専門になるのです。さらにピッチャーの中でも先発、中継ぎ、抑えなどどんどん細分化していきます。
細分化された最後の分野で極めたらその中のトップになれます。野球の世界のトップは難しくても、ピッチャーの抑えのトップならまだ前者より楽です。ほっそーい道を探して狭い世界でもいいので負けない自信をつけましょう。
どうやったら専門家と認められるか
1つのことのみを継続する。ただそれだけです。
ただ文章にするとたった10文字くらいですが、人生で考えるととてつもなく難しいですよね。
例えば大学の教授なんかはそれぞれの分野のまさに専門家ですよね。何十年もその分野の研究をしてと1つのことのみを継続しています。
それプラス自分の中だけでなく、人からも認められるにはその結果を出さないといけません。教授の例だと論文を書いたり評論したりしてようやく人から認知されるんです。
今はインターネットやSNSという場があるので、比較的簡単にそれを表現することができます。
需要のあるメジャーな分野が無理ならマイナーな分野で頑張ってみればいいんじゃないでしょうか。何年か特化した分野で継続したらスペシャリストに近い存在になっていると思います。
でもその継続が難しいんじゃん。大体同じことずっとやってらんねーよ
僕もそう思います。でもね、1年やろうが50年やろうが1つのことをしばらくやってるとそれに関する技術、知識は確実に増えていきますよね。最初からトップを目指すんじゃなくて、少し詳しくなりたいとかって気持ちでいいんです。あともう少しだけ深くやってみるとか思うだけで専門家になっていっているんですよ。別にトップじゃなくてもいいし、その分野で日本で50位くらいでも十分専門家なんじゃないでしょうか。
普段やっていることでいい
正直メジャーな世界で専門家なんてそんな甘いものじゃない。いきなり弁護士になろうとしたところで膨大な勉強をして司法試験に合格した上でさらに長い年月経験を積まなないといけない。もっと普段関わっている軽い分野を続けたい。
かといって一朝一夕は無理なので、続けられるものとしてもちろん好きなものがベストです。そしてできれば競争率が低いもの。アイドルが好きなら好きなアイドルのみに絞ってもいいし、毎週見ているTV番組が好きならそれでもいい。普段何気なくやっている習慣みたいなものでもいいので、ちょっと調べたり聞いたりやってみたりして新しい発見をしていけばいいと思います。
でもどうしても自分に能力が足りないと思うなら、競争性のない専門分野を目指そう。どんなにマイナーな分野だろうと、なにかのスペシャリストであれば思わぬ仕事のチャンスが巡ってきたりします。
趣味すらない人は呼吸の仕方でもいいし、朝の起き方でもなんでもいいんです。
継続するためには時間と労力の目標をたてる
どうしても続かない。なにやっても思ったようにできない。もしくはなにをやっても飽きっぽい。などの理由で大抵のことをすぐ辞めてしまう。そして自分に言い訳をしてまた次のことをやる。まさに僕のことです。浅い知識で満足してだんだん面倒になって飽きてしまう。そして上の人を見て自分じゃ到底無理だとあきらめてしまうんです。
でもそれだと結局知識は増えず、浅い人間ができあがってしまいます。
そこで飽きないためにぬるくてもいいので目標を立てます。毎日30分でその分野の新しいことを1個発見するとかだけでも続けていけばいいんです。
何度も言いますが専門性を得るにはあくまで続けることのみです。もちろん同じルーチンワークの繰り返しだと得るものがないので、ほんとにゆるーい短時間で労力のかからない目標を立てましょう。続けるのが目的なので。
あののび太でさえ昼寝とあやとりは極めているんです。ダメダメ人間だと思っている人でも、これだけは負けないってものがあれば自分が変わりますよ。