社交辞令で誉められた時でも素直に喜んだ方が得な理由
ある時「かっこいいですね」「キレイですね」などの褒め言葉を言われても素直に喜べなくなっている自分に気づきました。あぁこれは社交辞令だなとか心で先に思ってしまい、本心じゃないくせにと考えてしまうからです。僕はひねくれ者なので、接客業の人に言われた場合などは特にそう思っていました。どうせ仕事だろと。
しゃこうじれい[社交辞令]
世間づきあいを円滑にするために用いる決まり文句。普通はほめ言葉。また,内実の伴わない空々しい言葉。外交辞令。
そう。まさにこの通りで、褒め言葉なんだけど内実の伴わない空々しい言葉なんです。そんなの喜ぶどころか逆に冷めちゃいます。
でもあまり「社交辞令なんだ」という部分にこだわりすぎると逆に損していると思うんです。それはなぜでしょうか。
社交辞令を言う時の気持ちを考えてみる
あなたが社交辞令で相手を誉めるとき、どんな気持ちで言いますか?
例え本心から思っていないとしても、相手といい関係と持ちたいと思っているのは確かです。決して嫌味や悪口などの負の感情で言っているわけではないのです。
むかつく気持ちにさせようと思っているのではなく、純粋に喜ぶだろうと思って言っています。
また、全くのウソをついているわけでもないのです。あなたが社交辞令で褒め言葉を言うとき、全く思ってもいないことはなかなか言えないと思います。相手のいいところを少しでも探し出して誉めようとした結果出た言葉であるので、部分的であろうとも本心は混ざっています。
そう考えると社交辞令だとしてもそれに対してマイナスな感情を持つ必要はないんです。いちいち「実は違うのに」なんて考えずに言葉通り受け取った方がお互い得します。
素直に喜べる人は幸せを呼ぶ
なぜなら誉めた方も嬉しいから。「私の言った言葉でこんなに喜んでくれている」と嬉しくなり、お互いいい関係を築けます。
演技でもいいからえっほんと?うれしいというリアクションをとってみてください。喜ぶ姿を見て相手ももっといいところを探そうとしてくれます。
人も子供も一緒で褒められて伸びるんです。
例えば若いねって言われたらもっと若く見られるように頑張ろうとか、スタイルいいねって言われたらスタイル維持しようとか思いません?
次また社交辞令でも褒められたら1回素直に喜んでみましょう。「そんなこと思ってもないくせに」なんて考えるよりはるかに会話も弾むし雰囲気もよくなります。お返しに相手のいいところを誉めてあげるとwinwinですよね。
相手も嬉しくなって幸せの連鎖です。
誉めることの大切さ
昨日娘と会ってそんな単純なことを思い出しました。子供は単純だから、誉められるともっと誉められたいって頑張るんですよね。
叱るときも必ずいいところを引き合いに出して叱るようにしています。ダメなところばっかり言うと自分はダメなんだって思いこんじゃいますよね。
それは大人だって同じです。例え社交辞令で言われた褒め言葉であろうと言葉通りに受け取れば、もっと褒められるように頑張れます。
そして相手に対してもどんどん誉めてお互いの生きるモチベーションを上げていきましょう。誉められることを喜べたら相手を誉めることも簡単になってきます。
「どうせ社交辞令なんだから」なんて思っていると、損してますよ!