Amazonが9月から実質無料で動画配信を開始
9月からAmazonプライム会員なら動画が見放題になる「プライム・ビデオ」というサービスを開始する模様です。(9月1日からではなく、9月下旬に開始する模様)
※2015年9月24日から開始されました。
あくまでプライム会員のおまけ特典なので、お金が余計にかかるといったことはないです。
Amazonプライム会員とは
・年会費3900円(月額にすると月325円)
・Amazonでプライム商品を注文した際のお急ぎ便、日にち時間指定便の配送料が無料。
・他の特典としては、Kindle本が毎月1冊無料で読める。
1回の配送料で月額を超えることを考えると、アマゾンでそこそこ買い物する人なら入っている人が非常に多いと思います。全世界では数千万人ほど会員がいます。
つまりもともと入っている人(僕もプライム会員です)なら9月から無料で動画が見放題なわけなのです。
プライム会員じゃない人は?
動画のためだけに会員になったとしても、月額325円だと考えると、現在の他の動画配信サービス最安値のdtv(月額500円)を超える最安値のサービスになります。
動画配信サービスの比較はこちら↓
料金だけ考えると他よりお得なのは確かです。しかし動画配信は結局はコンテンツの量がものをいいます。安くても見たいものが見られないと意味がないですから。
現在本国のアメリカでは、1万8千本程度(映画とTV番組)とまだまだ少ないようです。日本のhuluやdtvなどと比べても圧倒的に少ないです。
ただ、お急ぎ便だけでも十分加入する価値があり、十分な会員数を確保しているプライム会員にさらに付加価値が付くというのは大きいです。もしコンテンツが増えていくようであれば、「動画を見る」というのみのhuluも脅かされるかもしれません。
不安なのは今後のプライム会員の料金変更
本国のアメリカでは昨年年間79ドルの会員価格が99ドルに上がりました。理由はやはり映画や動画ストリーミングの部分の理由が大きいようです。
今でさえ日本の会員価格はアメリカの3分の1程度ですので、今後動画配信にかかるコストなどの問題で会員価格が上がることも懸念されます。
本や動画は見ないけど、お急ぎ便は利用したいという方も多いと思うので、もし値上げをするならば料金サービスの細分化なども検討して欲しいところですね。
9月からのNetflix競争
9月からはアメリカで圧倒的なシェアを誇るNetflix社が日本で動画配信を始めます。
動画だけで見ればおそらくコンテンツの質も量もNetflixが圧倒していると思うのですが、Amazon会員の実質無料というサービスがどう影響するか見ものです。
9月2日から開始されたNetflix
huluやdtvやu-nextもそれに対抗して戦略を立てている模様で、これからの動画配信サービスの行方が楽しみです。