私は無知なんです。

知ったこと思うことを淡々と綴ります。



他人の成功を妬む時と素直に喜ぶ時の違いとは

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人の成功を素直に喜べる人って素晴らしいですよね。そんな菩薩のような人になりたいと常々思います。僕は全力で妬みます。でも稀に心から喜べる瞬間もあるんです。それはどういった時なんだろうか。

 

妬む時の具体例

※成功したひとを文中で彼と呼んでいます。

成功した人の本やブログのプロフィールやニュースなどを見た時

~年間〇〇の社員として過酷な日々を経験。その後独立し細々と続けていた事業が成功し〇年上場した。

こんな感じのプロフィールよく見かけませんか。もう妬みMAXです。僕は今もこんなに苦労しているのにやっぱり運と才能があるやつはいいよなーって思ってしまいます。なぜならそこに至るまでの苦労の過程の描写が浮かんでこないからです。

 

成功した人の本を読んでもいまいちその成功を喜ぶことができない。というのも大抵の人は成功するまでの道のりを参考にするツールとして読んでいるからです。キツかった時代の説明もそこそこに、成功に至った閃きややり方などを重点的に書いています。

 

もっと悲惨だった時代のことを詳細に知りたい。地獄のような精神状態でトラブルにも陥ったあげく全く結果がでなかった時の状況を綿密な描写で書いてほしい。ある程度の失敗談は書いてあるものの、大体が「あのころは~で本当につらく、全く結果が出ませんでした」みたいな感じでさらっと流しちゃうんですよね。僕みたいな底辺にはやっぱり活字だけじゃ伝わりづらく、応援できないというのが本心。だって結果成功するって分かっちゃってるんだもの。

 

もちろん成功談を知りたかったり、その方法を参考にするにはその手の本はいいと思いますよ。妬みながらも時々読ませていただいております。

 

宝くじがあたった人

これはもうそれまでの過程もなにもなく運のみなので、妬むを通り越してただうらやましいという感情になります。世の中ラッキーな人もいるんだなーって感覚です。

 

一緒に続けてきたプロジェクトが成功して彼だけが評価された

妬みます。なぜ同じように努力して、自分のおかげの部分も大きいのにと。評価する側からの人間からすると、リーダーであったりその彼の功績の大きさを考え評価をしたのでしょうが、同じチームであった自分は納得いかない。心の中の「自分の仕事のおかげなのに」という単純思考からの妬みです。これはある程度の組織の中ではよくあることです。部下のアイディアは上司の功績となりクライアントから褒められる。医局勤めのドクターが苦労してまとめた論文を教授の名前で学会に提出される。こんな悪質な中受け業者のような仕組みは撤廃したいです。上司のご機嫌取りなどせず、アイディアに自信があるのであれば自分の功績だということをトップなりクライアントに直接積極的にアピールするべきです。

 

近所の旦那さんが出世した

妬みますね。少なくても喜んだりしない。よほど親密な関係を築いていない限り、残念ながらほとんどの人がそうでしょう。

 

妬まず素直に喜べる時の具体例

※成功したひとを文中で彼と呼んでいます。

彼の努力、苦しみを見続けてきて、その努力がようやく実を結び成功した

自分に関係なくても素直に喜べます。相談を受けたり今まで見てきた分、知っている苦労が同情に変わり、同情から応援という感情に変化して、無駄な努力苦労にならなくてよかったという心情に傾きます。成功を心から祝福できます。

 

彼の成功により自分に利がある

自分に利益があるということを喜ばない人はいないでしょう。彼の成功=自分の成功でもあるわけですから、成功して嬉しくない人間などいません。

 

好きな人、好感を持っている人が成功した

努力や苦労と言った部分以外のところで応援している人が成功して喜べるのは、単純に好きだからです。好きだから応援したい、これはあると思います。

 

結局共感できるかどうか。

妬まれないためには

最初から好かれていれば問題はないですが、結局成功までの過程に共感できるかどうかがポイントでした。

例えば映画やマンガで主人公が苦労を重ねて困難を乗り越え頑張る姿を応援して、最後成功したときにはよっしゃー!って思うじゃないですか。

あれと同じで他人の努力に自分を重ねられるほどの関係があってこその共感だと思います。結果よりも過程を応援できるかどうかですね。

努力なくして共感は得られない。

楽に成功しちゃったらそりゃ妬まれます。かっこつけたいから苦労している部分は見せたくない人って多いと思うんです。大したことしてないけど成功しちゃったよみたいな。でも人に妬まれたくないのなら、わざと努力苦労を見せるのも手です。かといって「昨日朝の4時まだ仕事しちゃったよー。」とか自分からミサワ風にいうのは当然逆効果です。自分からはアピールせずにさりげなく知ってもらえれば、共感は得られ応援されます。

 

僕の経験談ですが、部下から見る上司とかってすごく楽に見えたりするんですよね。普段は指示だけして実際働いてないじゃんみたいな。でもある日忘れ物を取りに戻った部下がまだ一人残って仕事していた僕を見て以来、その部下の態度や仕事に対する姿勢が変わりました。妬み云々からは少し話がずれましたがこれも共感の一種かなと思います。

 

妬まれるのは悪いことだけではない

逆に妬まれることでのメリットもあります。自分もそうなりたいという願望があるから妬みという感情が生まれるわけですから、実際それを利用したビジネスなんかもあります。

1日1時間なんとかするだけで~何万円とかいう怪しげな情報ビジネスなんかもそうですし、炎上マーケットなんかも妬みを利用していたりします。妬む気持ちがあるからこそざまぁとかメシウマとかいうニュースも注目を浴びますしね。

 

まとめ

・共感して応援できるような仲間を見つけて成功を喜びあいたいです。

・妬まれないくらい努力しようと思いました。

・でも正直妬まれるくらい成功したら嬉しいなって思います。